月額850円で電話無料のスマホ移行計画④:楽天モバイル(eSIM)へのMNPとスマホのデータ容量設定
DSDVのデュアルSIMスマホで、1000円以下で電話が無料でかけ放題のプランに移行して、最強のスマホが完成しました。
前回までの記事で、移行計画と注意点、1つ目のSIMのMNP移行と、2つ目のSIMのドコモMNP転出の注意点について書きました。
この記事ではいよいよ最終形まで進めていきます。
eSIMでのMNP転入方法やデータ容量の制限についての考慮したいところなども書いていきますので、よかったら参考にしてください。
現在契約中の利用者も7月1日にはこの新しい料金プランに自動的に移行します。
このプランでは1GBまで無料という設定がなくなり、0GB~3GBは980円(1,078円税込)となります。
これによりこの記事で紹介している計画は見直しが必要になりましたが、2022年10月末まではポイント還元により実質無料、専用アプリによる国内電話の無料かけ放題は継続されること、そして各モバイル回線のプラン移行に関する注意点は参考なるかと思いますので、ここで紹介することにしました。なお、新しいプラン「Rakuten UN-LIMIT VII」に対応させたお得な契約形態を現在検討しておりますので、続編として改めて紹介させてもらいます。【参考】
2022年7月1日スタート予定!Rakuten UN-LIMIT VII(料金プラン) | Rakuten UN-LIMIT VI(料金プラン) | 楽天モバイル
https://network.mobile.rakuten.co.jp/fee/un-limit/7/
移行計画の確認
まずは移行計画のおさらいです。
今回は、楽天モバイル(移行2)のMNP転入の手続きです。
楽天モバイルでeSIM設定の方法、今回の移行計画で注意することとして挙げていたデータ容量の制限についても書いていきます。
楽天モバイル(eSIM)へのMNP転入
前回の記事でドコモでのMNP予約番号を取得するところまで書きました。
あとは、楽天モバイルのMNP転入申込みです。
今回使うスマホは「OPPO Reno5 A」です。
このスマホは、排他的デュアルSIM(DSDV)のため、microSDを使うためには、SIMの1つをeSIMにする必要があります。
排他的デュアルSIM(DSDV)
左にSIMかmicroSDのどちらか、右はSIM専用
IIJmioでもeSIMは提供されています。IIJmioのeSIMはデータ専用(2GB)で月額440円とお得になっています。
こちらにすれば、月額440円の最強スマホができます!
ただ、今回はIIJmioでも電話可能な音声SIMを選択しました。
というのも、5分以内のかけ放題プランがキャンペーンで90円になっていたのです。
1年間有効なプランなので、今のところはこちらで電話番号を2回線もつことにしました。
また、SIMとeSIMの交換は、IIJmioだと一旦解約して再契約が必要ですが、楽天モバイルだと手数料無料で簡単にできます。
ということで、楽天モバイルでeSIMにします。
申込み方はSIMでもeSIMでも同じです。
Webから申込みますが、途中で画面でSIMかeSIMを選べます。
eSIMで即日開通
eSIMにした理由の1つに即日開通できることもありました。
ドコモショップで手続きする誤算があり、月末も迫っていました。
翌月になるとドコモの料金がまた発生してしまうので、できるだけ早く開通したい。
eSIMは、物理SIMがなく、スマホにSIM情報を登録すれば物理SIMを指しているのと同等に使える仮想的なSIMです。
登録自体は簡単ですが、登録するスマホとは別の端末が必要になります(eSIM登録用のQRコードを表示するため)
楽天モバイルでの申込みの後、しばらくするとメールが送られてきてます。
そのメールに従って、登録するスマホとは別の端末で、eSIM登録用のQRコードを画面に表示し、それを登録するスマホで撮影すれば完了です。
即日開通するには注意点があります。
それはMNPの申込みを楽天モバイルアプリを使って、本人確認を「AIかんたん本人確認(eKYC)」で行う必要があるということです。
また、運転免許証かマイナンバーカードも必要なので、手元に準備して進めましょう。
楽天モバイルで無料電話を使うために
楽天モバイルで無料電話にするには、「Rakuten Link」という電話アプリを使う必要があります。
「Rakuten Link」アプリをダウンロードして、楽天モバイルで契約した楽天IDを登録設定して使うようにしましょう。
Rakuten Link – Google Play のアプリ
なお、通常の電話アプリを間違って使ってしまいそうという方のために、「Rakuten Link サポーター」という有難いアプリがあります。
通常の電話アプリで発信しようとすると自動的に Rakuten Link に切り替えてくれます!
Rakuten Linkサポーター – Google Play のアプリ
データ容量制限の設定
これで、3GBまで使える、1000円以下の最強スマホが完成しました。
3GBのうち、1GBは楽天モバイル、2GBはIIJmioを利用します。
スマホでは、楽天モバイルかIIJmioか、どちらのSIMを使うのかを設定しておく必要があります。
最初に、楽天モバイルを1GB手前まで使って、そのあとIIJmioに切り替えます。
理由は、
- 楽天モバイルで使えるエリアは5G対応している
- 地下街など楽天モバイルが使えないエリアではIIJmio(ドコモ網)にしたいので、IIJmioの容量を温存しておきたい
ということからです。
このあたりは移動範囲や好みかもしれません。
DSDVスマホでのSIMの切り替え
スマホでの設定は
「設定」→「SIMカードおよびモバイルデータ」→「インターネット」
でどちらを選択します。
OPPOであれば、上からスワイプして表示されるメニューアイコン「データSIMの切り替え」をタッチするだけで切り替わります。
(Android12、ColorOS12にアップグレードするとこのメニューアイコンがなくなってしまうようです)
データ容量制限の設定
それぞれのSIMでデータ容量を超えて使わないように、スマホに設定することができます。
「設定」→「SIMカードおよびモバイルデータ」→「データ容量」
で表示される画面で、左右にスワイプするとそれぞれのSIMでの「モバイルデータの制限」を設定できます。
例えば、少し余裕をもたせて
- IIJmio(2GB)なら「上限:0.90GB」「データアラート:870MB」
- 楽天モバイルなら「上限:1.95GB」「データアラート:1.80GB」
くらいで、上限とアラート(お知らせ)を設定しておくとよいでしょう。
データ容量を増やす
楽天モバイルは、1GBを超えると3GBまでは980円(1,978円税込)、さらに20GBまでは1,980円(2,178円税込)と、段階的に上がっていきます。
制限はないので、いつの間にか1GBを超えてるなんてこともあるかもしれません。
一方、IIJmioでは、契約しているデータ容量を超えると、低速通信(最大300kbps)に切り替わります。
もし足りない場合は、IIJmioでは、220円/1GB で追加チャージできます。
20GBまで追加して使うと4000円を超えてしまいますが、前もって分かっていたら、事前(前月の末日前まで)にプラン変更できます。
ちなみに、残ったデータ容量は翌月に持ち越しできます。
手間はかかりますが、細かくデータ容量を調整して節約できるのは、IIJmioのメリットです。
広告
最強スマホの完成!
以上で、3GBまで1000円以下の最強スマホを実現することができました。
当初の要望どおり、microSDも、5Gも、おサイフケータイも使えます!
【移行後のスマホとSIM】
- スマホ: OPPO Reno5 A
- SIM1:楽天モバイル(携帯番号A) [データ通信(楽天網)、無料電話]
- SIM2:IIJmio(携帯番号B) [データ通信(ドコモ網)、電話)]
今度は私のスマホも最強にして!
IIJmioでは「データ容量シェア」ができるので、そのあたりも次回紹介できたらと思います。
モバイル料金は年々安くなる傾向にありますが、使い方や使う容量に合わせて、適切なプランを選択するのがよいと思います。
ご参考にしてください。
これに対応し、デュアルSIMの特性を活かした割安なSIM契約の検討しています。
続編として、改めて紹介させていただきます。
(2022年5月現在)